梱包処理
バーコードを使った梱包管理の一例をご紹介します。
納品書等に受注番号など一意に決まるバーコードを印刷し、梱包する商品のバーコード、発送送り状のバーコードを照合することで、商品の封入ミスや発送送り状の貼り付けミスなどを防ぐことができます。
端末を使うのは人なので、下記のような勘違いや操作ミスなどの問題は発生します。
- 同一商品を複数注文があったときにスキャンミスと勘違いし、同じ商品を再度バーコードスキャンしてしまって、梱包漏れが発生する。
- エラーのサインに気づかず間違えた商品を梱包してしまう。
- バーコード照合でエラーに気づいたにも関わらず、焦りなどから誤った商品を梱包してしまう。
音声案内を併用することによって、システム上で作業ミスを減らすことができる場合があります。
作業ミスの内容を音声で伝えることで、ミスの内容をすぐに理解出来、対応することができます。
チラシなど特殊な同梱物の封入や検品などが必要な注文が含まれている場合、音声案内を追加することで耳でもチェックができ、作業漏れを軽減することができます。
下記梱包作業の例です。 弊社では700件程度の注文をトータルピッキングした後に、まとめて梱包という方法を取っていましたので、1件づつピッキングして梱包という方法を採用する場合、もっとシステムを単純化できそうな感じがしました。
棚卸作業
棚に保管されている商品の種類と数量がデータと一致しているかどうか調べる作業です。
棚に貼られてあるバーコードをスキャンした後に、棚に入っている商品のバーコードをスキャンすることで、棚内に保管されている商品がデータと正しいかを照合します。
フリーロケーションで管理されている棚など、一つの棚の中に様々な商品が入っている場合、目視チェックではミスが起きがちなので、バーコードによる照合でミスを減らすことができます。
棚卸し作業も端末を利用する際は、商品のスキャン漏れや、同じ商品を複数回スキャンしてしまう、またデータが最新の在庫になっていないなどの人為的な問題がおこる可能性があるので、その対策が必要となります。
過不足が見つかった場合の処理も端末アプリで報告することができれば、受信されたデータを利用して、スムーズに在庫調整を行うシステムを作ることができます。
下記は実際の棚卸し作業の一例です。 スマホタイプやハンディターミナルタイプなど一目で棚卸し状況を確認できる端末が便利に感じました。
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